「健康経営」推進へ連携 奈良県信用保証協会と協会けんぽ奈良支部
奈良県信用保証協会(松谷幸和会長)と全国健康保険協会(協会けんぽ)奈良支部(藪内章良支部長)は2日、県内中小企業・小規模事業者の「健康経営」への取り組みを後押ししようと、業務連携の協定を結んだ。
健康経営は「従業員が健康で働き続けられることが、その企業の健全な経営につながる」とする考え。
同協定により、両機関では、広報誌やセミナーで健康経営への取り組みを周知するほか、協会けんぽが認証する「職場まるごと健康宣言」を実施する県内事業者の増加を目指す。宣言者は、保証協会制度(SDGs推進保証)利用時に支払う信用保証料の優遇を受けることができる。
2日に奈良市法蓮町の県信用保証協会で締結式を開催。松谷会長は「金融面から県内事業者の健康経営をしっかりサポートしていきたい」、藪内支部長は「近年、企業経営において従業員の健康の保持・増進がさまざまな課題解決のための大きなファクターとして重要視されてきている。1社でも多く元気な事業者を増やしていきたい」と話した。