レスリングの第27回全国少年少女選抜選手権大会は1月28、29の両日、東京都の板橋区立植村記念加賀スポーツセンターで、小学5、6年生の男子各学年12階級、女子各学年8階級の決勝までを行った。県関係では、男子小学6年65キロ級で橿原市在住の庵野桜暉(真菅北小・堺ジュニアレスリングクラブ所属)が準優勝、同5年42キロ級の庵野武琉(同)が3位と、兄弟で全国入賞を果たした。

　兄の桜暉は「最初で最後の全国選抜で優勝は逃がしたが、終始攻め続けられ次につながるレスリングができた」と中学進学後を見据えた。桜暉は2位入賞により、全国少年少女レスリング連盟主催のエリートキャンプ(3月10〜13日)への参加も決めた。

　弟の武琉は「緊張でなかなか自分のレスリングができなかった。しっかりタックルを取れる選手になれるようこれからも練習を積みたい」とさらなる飛躍を誓った。

　 県関係はほかに、男子小学5年46キロ級の本田蕾輝(生駒市クラブ)が1回戦で先制点を挙げながらも3―1で惜敗。同65キロ超級の金野斗真(同)も1回戦で敗れ、ともに準決勝進出を逃がした。

▽男子小学5年42キロ級1回戦

庵野武(堺ジュニア)　3―0　小野田(長泉FA)

▽同準決勝

佐藤(リットウクラブ)　11―0　庵野武

▽同46キロ級1回戦

構(太田スポーツ)　3―1　本田(生駒市クラブ)

▽同65キロ超級1回戦

里見(東実ジュニア)　3―0　金野(生駒市クラブ)

▽男子小学6年65キロ級1回戦

庵野桜(堺ジュニア)　10―0　上田(acL)

▽同準決勝

庵野桜　11―0　北原(PUREBRED)

▽同決勝

萩野(INABE)　8―0　庵野桜

※県関係のみ掲載

2023年2月24日付・奈良新聞に掲載