老朽化施設の再編を検討する住民協議会の開催に向け準備着々 - 奈良・田原本町
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奈良県田原本町では、町内老朽化に伴う建て替えや大規模改修について、町民が直接参加して廃止・統合を含めた再編を検討する住民協議会の開催に向け準備を進めている。18日には、参加メンバーを対象に協議会の目的や意義、今後の進め方などを説明する研修会を町民ホールで実施する。
大阪のベッドタウンとして発展してきた同町だが、現在では住民の高齢化も進んでいる。今後、公共施設を維持するためのコストが、町財政の大きな負担となることが予想される。
そのため、町は再編を検討する対象施設を5から10カ所をめどに選定を進めており、施設を公表するレビューを含め、6月までに計4回の協議会開催を予定している。
町では協議会に参加するメンバーの選出に際し、各世代ごとに無作為に選んだ町民計1000人に向けて参加を募る案内状を送付。 その中の応募者と県立磯城野高校の生徒2人を加えた男性22人、女性17人の計39人の参加が決定した。
同町総務課は「行政への参加を通じて、各自が現状を把握し意見を出し合うことで課題解決を考えてもらう場になれば」と話した。