「安心安全の奈良へ」 保険会社2社、奈良県警と連携協定
奈良県警(安枝亮本部長)は24日、三井住友海上火災保険奈良支店(矢島紀生支店長)とあいおいニッセイ同和損害保険奈良支店(藤居亮一郎支店長)の2社と「安全で安心して暮らせる奈良の実現に向けた連携協定」を結んだ。県警が損害保険会社と包括的な連携協定を締結するのは初めて。
同協定は、犯罪被害防止対策や地域の見守り、災害対策などについて3者で協議し、広報啓発活動や交通安全教室などを連携して実施していくもの。昨年6月に2社から県警に協定締結の申し入れがあり、実現した。
奈良市登大路町の県警本部で行われた締結式で、安枝本部長は「県内では特殊詐欺や交通事故などの被害が深刻な状況。お互いのノウハウを生かして、効果的な活動を進めていけたら」と期待した。
矢島支店長は「県警や地域の企業との連携を密にし、地域社会の課題解決に向けて活動していきたい」と述べ、藤居支店長も「協定を結ぶことができてうれしい。住みやすい奈良の実現のため、しっかり支援していく」と話した。