小紫氏が3選出馬表明 「次の50年へ礎を」 - 生駒市長選
任期満了に伴う奈良県生駒市長選挙(4月16日告示、23日投開票)で、現職の小紫雅史氏(48)が6日、3選を目指し、無所属で立候補する意向を表明した。同選への出馬表明は初めて。
同市役所で会見した小紫氏は2期目について、「コロナ対策最優先の4年間だった。市制50周年を迎え、これからの市の発展の方向性を定めたかったが十分にできなかった」と振り返り、「次の50年の発展の方向性と礎、土台づくりをし、第一歩を踏み出したい。住みやすいだけでなく、働いたり、暮らしを楽しめるまちにしたい」と3期目への意欲を語った。
市の長年の課題である関西文化学術研究都市高山地区第2工区の活用に向けては、マスタープランを策定するなど事業が具体化してきており、次の4年で「具体的な形が見えるようにしたい」と語った。また、2025年の大阪・関西万博を機に生駒山や学研都市への観光誘致を進める考えを示した。
小紫氏は兵庫県小野市出身。一橋大卒業後、環境庁(現・環境省)に入庁し、地球温暖化対策課総括補佐などを務めた。11年に公募に応じて生駒市副市長となり、15年の市長選で初当選した。