任期満了(来年4月26日)に伴う奈良県大和高田市長選で、現職の堀内大造氏(55)が8日、再選を目指して無所属で立候補する意思を表明した。同選への出馬表明は初めて。

　市議会12月定例会の一般質問で、南幾一郎議員の質問に答えた。堀内氏は「未来を見据えたまちづくりに取り組む志を新たにし、引き続き市政運営を担わせていただきたい」と再選に意欲を示した。老朽化や耐震不足などで建て替えが課題となっている市立病院については、JR高田駅東側を最有力候補地とする移転構想を2日の市議会本会議で発表している。

　市議会閉会後、記者会見を行った堀内氏は「ある一定の方向を示すことができ、これから(事業を)推し進めることが私の責務。県との協議も進め、市のにぎわいづくりの起爆剤にしたい」と思いを語った。

　堀内氏は大和高田市出身。県立畝傍高校を卒業後、航空自衛隊員、自動車整備業を経て、2019年4月の同市長選で初当選。1期目。