奈良県民の安心安全守る 県警、年末特別警戒で巡回へ
犯罪や交通事故が多発する12月の警戒体制を強化するため、奈良県警は年末特別部隊を編成し、1日、奈良市登大路町の県庁玄関前で合同出発式を行った。
出発式には警察車両20台、隊員40人が参加。安枝亮県警本部長は「交通死亡事故抑止に向けて対策を強化するとともに、高齢者などを狙った特殊詐欺被害が大幅に増加していることから警戒、検挙活動に取り組んでほしい」と訓示。荒井正吾知事は「県民が無事に新年を迎えられるよう警戒をお願いしたい」と激励した。
この後、志智則隆交通機動隊長が「日本一安全で安心して暮らせる奈良の実現に向け、全力を挙げる」と決意表明。安枝本部長らが見守る中、警察車両が街頭に向けて出発した。
同部隊は年末の31日まで活動し、交通死亡事故抑止と飲酒運転の根絶▽突発重要事件時の迅速的確な初動対応▽警戒警らの強化による各種犯罪の未然防止―の取り組みを強化する。