奈良・田原本流鏑馬まつりで「十六市」 1000食分の豚汁、来場者に無料で振る舞い

奈良県田原本流鏑馬(やぶさめ)まつりが開かれている田原本町唐古の唐古・鍵遺跡史跡公園で27日、「十六市」が開かれた。
この市は、毎月16日に同町の浄照寺で開かれていた門前市を由来とする催し。新型コロナウイルス禍で3年ぶりの開催となった。例年は、10月16日に近い日曜日に、浄照寺や同町のイベント広場で行われていた。今年は流鏑馬まつり会場に場所を移し大いににぎわった。
会場では、同町商工会青年部による「大釜豚汁ふるまい」も行われた。約1・5トンほど入る大きな釜を使って、1000食分ほどの豚汁を作り来場者に無料で振る舞った。
同青年部の藤岡敏生部長は「豚汁は田原本のB級グルメとして広め、認知してもらいたいとの思いで作っています」と話した。