五條市、医療費助成対象年齢上限を18歳に引き上げ 来年4月から
奈良県五條市は子育て支援の拡大で来年4月から、子ども医療費助成の対象年齢上限を現行の15歳から18歳に引き上げる。14日の市議会臨時会で関連の条例改正案や補正予算案が可決された。
0~15歳と同様に医療機関などで医療費3割をいったん支払い、窓口支払い額から自己負担額(通院=1レセプト500円、入院=1レセプト1000円)を差し引いた額が後日、登録した口座に振り込まれる。市単独事業で、拡大分の予算は約890万円(2023年度)を見込む。0~15歳児の医療費助成は2021年度決算で3445万円だった。
対象者には来年2月に受給資格証明交付申請書を送付する。助成拡大に必要な福祉医療システム改修事業費は140万5000円。
臨時会ではこのほか、市手数料の特例条例の制定を可決。来年1月4日から翌2024年3月末までの特例で、個人番号カードを使用して、本庁舎のほかコンビニエンスストアなどに設置されている多機能端末機で交付申請する住民票をはじめ6種類の証明書の発行手数料を減額する。
戸籍謄抄本は450円が250円、住民票の写し▽印鑑証明書▽戸籍の附票の写し▽住民票記載事項証明書▽課税(非課税)証明書は300円が150円―。減額分の補てんに地方創生臨時交付金を活用する。