親子で楽しめる企画、学生ら考案 - 奈良佐保短大「あそびのひろば」
奈良市鹿野園町の奈良佐保短期大学(池内ますみ学長)は12日、地域の親子が楽しむ遊びの場を提供する「あそびのひろば」を開催した。地域こども学科で学び、小学校・幼稚園教諭や保育士などを目指す学生らが企画し、子どもたちと触れあった。
同学科のゼミナール活動の一環。午前と午後の部に分かれ、未就学児とその保護者計73組が参加した。同校キャンパス内に四つの「広場」を用意した。
「おはなしのひろば」では、絵本の読み聞かせやエプロンを使った人形劇などを実施。ダンボール迷路や手づくりおもちゃで遊ぶひろばや、マラカスを作ったり、リズムあそびをするひろば、跳び箱や平均台などを使ってサーキット遊びをしたり、リズム体操をするひろばもあった。
同学科長の勝田麻津子教授は「普段の授業では身に付かない、企画力や地域との連携、子どもとのふれあいや保護者との関わり方といった実践的な学びの場になれば」と、学生側の教育的効果を話した。