明日香の秋、徒歩で満喫 「お里沢市ウォーク」奈良県内外から250人参加
盲目の夫と妻の夫婦愛を描いた浄瑠璃の演目「壷坂霊験記」にちなんだ第5回「お里沢市ウォーク」(壷阪寺主催)が5日、奈良県明日香村の近鉄飛鳥駅をスタートにして開かれた。県内外から参加した約250人が同寺(高取町)までの約6.5キロのコースを歩いた。
同駅前での開会式で壷阪寺の常盤勝範住職は「明日香から壷阪寺までの秋の一日を楽しんでいただけたら」とあいさつ。第1回から参加するフォーク歌手の高石ともやさんは「壷阪寺とは不思議な縁があり、これからも訪れ続けたい」と話した。
桜井市から夫婦で参加した川地正昭さん(78)と恵美子さん(74)は「歩いて壷阪寺に行くことや、高石さんのコンサートが楽しみ」と出発前に話した。
ゴールした参加者は、同寺で「眼病封じ祈願雑煮」の振る舞いや、常盤住職の法話、高石さんのミニコンサートを楽しんだ。