地元住民が古代衣装 明日香でファッションショー
奈良県明日香村飛鳥の県立万葉文化館でこのほど、「古代衣装ファッションショー&トーク」が開かれ、集まった約100人の来場者が万葉ロマンにひたった。
同館で開催中の「装いと意匠からひもとく万葉日本画展」と「甦る万葉衣装展」に合わせて開催。使用した衣装は、古代衣装研究家の山口千代子さんが制作し、同万葉衣装展で展示する予定の約90点のうち約50点を地元住民らがモデルとなり着用した。
用意された衣装は、飛鳥時代から平安時代までのもの。飛鳥時代の衣装は高松塚古墳壁画に描かれている人物像をもとに制作したという。天皇の豪華な衣装や冠位十二階に合わせた色の礼服から、庶民が着ていた頭からかぶる簡単な貫頭衣まで、多彩な衣装が披露された。
26日には山口さんによるギャラリートークも開催。時間は午前11時と午後2時で、各1時間程度の予定。問い合わせは同館、電話0744(54)1850。