社会
奈良県立医大病院救命救急室が24時間365日体制に

県立医科大学付属病院(橿原市四条町)は1日から、ER(救命救急室)を、24時間365日体制に拡充した。県内における「救急搬送困難事案」の減少に向け、救急患者の受け入れを強化する狙いがある。
同病院では、2015年9月から、土日と祝日に限りERの24時間体制の運用を実施。一方、県内では、救急搬送の際に、医療機関に受け入れの照会を4回以上行うなど搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が20年で年間73件にのぼった。県と病院は受け入れ体制強化に向け、協議を重ねてきた。