6年の修業終え「社員大工」初の修了者 「吉野杉の家」手がけるイムラ
奈良・大阪で「吉野杉の家」の注文住宅を手がけるイムラ(井村義嗣社長)は3月27日、奈良市三条大路3丁目の本社で、社員大工の修了式を行った。同社は2014年に「大工育成制度」をスタート。社員大工1人が6年間の修業を終え、「未来の棟梁」に向けて新たな一歩を踏み出した。同制度の修了者は初めて。
大工育成制度では、大工を志望する大学や専門学校の卒業生を「社員大工」として採用。6年間、同社の棟梁の下で修業し、伝統技術を学んでもらう。安全教育や現場でのマナー、住宅業界について学ぶ座学もある。