県指定文化財に7件、纒向遺跡太田池土坑出土品など
県は25日、桜井市の纒向遺跡太田池土坑出土品(3世紀前半)や奈良市の東洋民俗博物館(昭和3年)など7件を、新たに県指定文化財に指定した。2月21日の県文化財保護審議会答申を受けて告示した。県指定文化財は計575件となる。
纒向遺跡太田池土坑出土品は木製仮面1点、木製鎌柄1点、木製盾1点、土器20点の計23点。平成19年度の発掘調査で見つかった穴から出土した。木製仮面をはじめ木製品は「ヤマト王権初期の政治的中心地」とされる同遺跡の祭祀(さいし)を考える上で学術的な価値が高く、土器も木製品の時期を示す重要な資料となる。
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