第二の故郷、願う平和 ウクライナにバレエ留学経験の御所出身・矢倉さん
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ロシア軍によるウクライナ侵攻は、依然として停戦が実現せず、民間人の死傷者も増え続けている。ウクライナ首都のキエフバレエカレッジに5年間留学した経験をもつ、御所市出身でフリーのバレエダンサー、矢倉杏理さん(22)は、ウクライナ人の友人や恩師がSNS(会員制交流サイト)で発信するキエフの現状を撮影した画像などを見て、「何もしてあげられなくて悔しい。とにかく無事でいてほしい」と祈っている。
矢倉さんはバレエカレッジを19歳で卒業すると、いったん帰国。海外のバレエ団に入ることを目指して準備していたが、新型コロナウイルス禍に見舞われた。現在は東京を拠点に舞台に立ち、教室でバレエを教えながら海外挑戦に備えている。