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可愛い奈良絵マルチホルダー人気
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奈良の伝統工芸品、赤膚焼によく用いられる奈良絵。この絵柄を用いた金封などを収めるマルチホルダーが人気を呼んでいる。
奈良絵は室町末期から江戸初期ごろに、本や絵巻物の挿絵として描かれた。寺の絵師が金銀泥、丹などで鮮やかに彩色し簡略化した絵で、赤膚焼の茶器などを彩るように描かれる。
奈良市中町の赤膚焼窯元大塩玉泉さん方で販売するマルチホルダーは、仏像3体やシカなど奈良らしい絵柄が可愛らしく描かれている。絵は大塩さんが描いたもので、プラスチック製のマルチホルダーを彩っている。
ホルダー内には金封が1枚付きで、ふくさの代わりやマスクケースなどさまざまな使い方ができるという。問い合わせは、同窯元、電話0742(45)1806。