【2025選挙戦展望】奈良県大和郡山市長選 現新一騎打ちか 安定と新風、市民に問う
任期満了(7月6日)に伴う奈良県大和郡山市長選には昨年12月、7期目を目指す現職の上田清氏(73)と元市議で新人の北門勇気氏(44)が出馬を表明した。現在のところ、他に目立った動きはなく、4年前の前回と同じ一騎打ちの戦いが予想される。
上田氏は6期24年の実績を掲げ、「市民生活の向上を図るとともに、シビックプライドを醸成する魅力ある同市の実現」に向けて全力を注ぐ。
北門氏は「子どもの未来へ投資することで市を発展させる」と意欲を示す。教育・子育て支援を政策の軸に、現役世代へ強く訴求を図る。
近鉄郡山駅周辺の整備事業をはじめ一大プロジェクトが進行する中、勝るのは豊かな経験と実績を持つ現職か、多選による弊害を主張し新風を吹かせることを目指す新人か、市民の判断が注目される。