法隆寺防火演習、今年も一斉放水中止 コロナ感染拡大受けて

新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、斑鳩町の法隆寺は14日、26日の文化財防火デー合同防火演習の規模を縮小すると発表した。昨年と同様、一斉放水訓練を中止する。県内各地でも感染拡大防止で訓練の中止や規模縮小を決めている寺社がある。
昭和24年1月26日、法隆寺の金堂(国宝)で火災が発生し、模写作業中だった現存する日本最古の仏教絵画の壁画(7世紀)が焼損。これを契機に翌25年に文化財保護法が施行され、30年には文化財防火デーが制定された。