社会
奈良公園を大正時代の姿へ整備 クロマツ剪定や桜植樹

奈良市の奈良公園・猿沢園地で8日、伸び過ぎて景観を阻害するマツなどを剪定(せんてい)する作業が始まった。年内にクロマツなど11本の木の枝を払い、猿沢池から見上げる興福寺五重塔の眺望を確保。年明けからは桜の植樹も行い、国の名勝に指定された大正11年当時の姿に修復することを目標に整備する。
県は平成24年に策定した奈良公園基本戦略に基づいて「世界に誇れる公園」を目指す取り組みを実施。植栽についても、専門家らで構成する検討委員会を設置して地区ごとに順次、手入れを進めている。