知られざるインハイ登山 郡山高に聞く(上) 多岐にわたる厳しい審査

日々運動部で部活に励む高校生が目標の一つにするインターハイ(全国高校総体)。その中でも異色なのが登山競技だ。一つの競技が3日間の長丁場で、山歩きだけでなく筆記試験も行われる。山岳部員としてインターハイ出場経験を持つあるお笑い芸人がテレビのバラエティー番組で、「夜の献立のカレーにサラダがついていなかったので減点された」との逸話を紹介するなど、審査は多岐にわたる。県代表として16大会連続でインターハイに出場した郡山高校男子山岳部にその実態を聞いた。2回に分けて紹介する。(有賀哲信)
福井県の三頭山(標高1531メートル)、取立山(1307メートル)を舞台に実施された今夏のインターハイは、2年ぶりに開催。コロナ禍とあって炊事、テント泊を行わないなど、例年との違いがあった。