紅葉シーズン前に草刈り 矢田寺八十八カ所へんろ道

大和郡山市矢田町の「矢田寺八十八カ所へんろ道」の紅葉が見頃を迎えるのを前に、地元住民などボランティア約50人が3日、周辺の草刈りをした。「矢田寺へんろ道保存会」世話人の山下正樹さん(77)は「20日ごろから紅葉は見頃。遍路道を歩きながら紅葉を楽しんでほしい」と話す。
大正末期に同寺本堂の裏山に開設された遍路道は一時荒廃していたが、地元住民でつくる矢田地蔵講や有志による同保存会などが再整備。平成19年からはモミジの植樹を始め、今では秋になると約2000本のモミジが山を赤く染める。