宇陀市で市長と市議の選挙で舌戦が繰り広…
宇陀市で市長と市議の選挙で舌戦が繰り広げられているが、四つの町村が合併しただけあって、さすがに広範囲で選挙カーもたまに見るだけだ。
市長の不信任案可決により議会が解散され、新市議により再び不信任となって市長選となった4年前と、どう違うのかと、現地を見てきた。
今回は経費節減もあってダブル選となったが、前回ほどの熱気は感じられない。議員の首を切って解散されたときは、本人も支援者も「なにくそ」と燃えていた。
今回は議員定数も2減となって、立候補者も8人オーバーだから、激戦は間違いない。前回は最下位と次点が同数票となって、ジャンケンで当選を決めている。
当人ならずとも1票の重みを痛感したはずだ。この4年間の業績やコロナ禍による時代の変化で、住民の意識がどう変わったか。事務所巡りしながら考えた。
国会議員や首長などの「祈る当選」と大書した激励ポスターを見て、これも選挙風景かと思う。それよりも例の裏金事件の初公判が、きょう東京地裁で開かれる。穏やかでない御仁もいるはずだ。(治)