県議会2月定例会で知事与党の日本維新の…
県議会2月定例会で知事与党の日本維新の会と最大会派の自民党・無所属の会を中心にした来年度一般会計予算案を巡る論戦が熱を帯びている。
焦点は山下知事による事業見直しの関連予算。大規模広域防災拠点の整備、そして大和平野中央田園都市構想や県中央卸売市場再整備など。
いずれも議会で可決、成立していた予算の執行を停止するという形で進められてきた経緯があり、これまでは反対意見を施策に反映する機会なく、知事野党に不満がたまっていた。
これに対して知事は議会初日の所信表明で「変えるべきは断固として改革していく」と主張。説明はしても協議はしない強硬姿勢を見せた。
アメリカの神学者ニーバーの祈りを引用したのは意外だったが、実用主義、プラグマティズム的な印象のある知事の政治信条は答弁も含め、多分に挑発的だと受け止められている。
議会ではきょう12日から論戦の主舞台、予算審査特別委員会が始まる。委員長を除く委員11人の構成は自民・無所属が5人、維新4人、そして公明党と改新なら各1人が加わる。知事出席の総括は19日。(松)