国原譜

今年も押し詰まってきた。やり残したこと…

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 今年も押し詰まってきた。やり残したことが、ヤマほどあって、歳末恒例ともなった追い込みに忙しい人も多いのではないか。

 

 賀状書きに追われる人もいて、1年に1度のあいさつを懐かしみながら書いたりもする。喪中はがきが年々多くなるが、「賀状しまい」なるはがきもいただいた。

 

 社会の一線を退き、高齢化したことで、虚礼廃止ということか。理屈は分かるが、小中学校時代の古い友人や、もう二度と会う機会もなさそうな知人もいる。

 

 それでも、簡単な近況報告と元気でいることの証しが、賀状交換のよいところだ。毎年のように来ていたものが、来ないと「何かあったのか」と心配にもなる。

 

 それだけに「賀状しまい」をいただいた相手に、どうしたものかと考えてしまう。お世話になっていた人だけに、こちらから一方的に出したいと思う。

 

 そんな年の瀬に、気分よく新年を迎えることができない人もいる。政治家の皆さんは、365日公人だから、忙しくて当たり前だ。残された日々、災害も大きな事件もないことを祈り、新しい年を迎えたい。(治)

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