クリスマス商品が店頭に並ぶ時期になった…
クリスマス商品が店頭に並ぶ時期になった。7年目を迎えたNPO法人チャリティーサンタの「ブックサンタ」も始まっている。
貧困や病気、被災など困難に直面する子どもたちに、クリスマスや誕生日に新品の本を届ける活動。企画参加書店で贈りたい本を購入し、依頼すれば、そんな18歳までの子どもにボランティアサンタらが本を手渡す仕組みだ。県内の参加書店は18店ある。
1冊数百円から応援できる手軽さと、一定の規定はあるものの贈りたい本を自由に選べるのがいい。本を手にした時の子どもの表情を想像しつつ選書をするのは、贈り手側にも気分高まるひとときになる。
奈良との縁もある直木賞作家の今村翔吾さんの呼びかけで、作家がおすすめ本を紹介し、贈る本にできる内容も加わった。ブックサンタのホームページ(HP)で各作家が記す本の魅力、推薦の文章も味わい深い。
同法人によると、例年絵本は多いが小学生向け本が不足気味という。多種ある協力方法など詳細はHPで分かる。
秋の読書推進月間も始まった。本には読む楽しさ同様選び、贈る喜びもある。(智)