2025年大阪・関西万博の会場内で「完全キャッシュレス」の取り組みが実施されると発表された。会場内では、クレジットカードや電子マネーなどを利用しなければならない。

　戸惑う高齢者が現れるのではと懸念する。といっても、1970年大阪万博世代の筆者も財布は各種カード類で膨らんでいるから、時代のすう勢だろうか。

　クレジットカードは便利な上にポイント加算など特典があるのでついつい多く作ってしまうが、使い過ぎて「カード破産」する人も。さらに最近、注意することが増えた。

　「クレジットマスター」という新しい手口の不正行為が増え、不正利用額が2022年は436億円と統計のある1997年以降で過去最悪。

　一度も使ってないカードが不正利用されることもあり、覚えのない請求がないか確認するのとともに、使っていないカードは解約した方がいいのだそうだ。

　筆者の財布にはカード類のほかに、ファストフードなどの割引券が大量に。利用しようとするとすでに期限切れのことも多いが、不正利用はされないと安心なのは、やはりアナログ世代か。(栄)