「五新鉄道トレインパーク」が、五條市西…
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「五新鉄道トレインパーク」が、五條市西吉野町城戸(じょうど)にできた。同市内の鉄道未成線を走った旧国鉄バス専用道を活用した広場という(4月3日付2面既報)。
五新鉄道は戦前に、国鉄五条駅から新宮駅(和歌山県)までを鉄路で結ぶ壮大な計画があり、1939(昭和14)年に着工。59年に城戸まで約11キロの路盤が造られたが、80年代に中止となった幻の鉄道だ。
その後、バスも走ったが、2014(平成26)年に廃止となった。この日は、5インチ軌道100メートルコースの乗り物も動き、子どもたちの歓声が響いたようだ。
20年ほど前にも近くのトンネルでイベントがあり、「ミニ鉄道」が走ったりしたことを思い出した。また当時、西吉野温泉きすみ館という日帰り温泉施設があり、何回か通ったことも懐かしい。
城戸駅周辺を地域活性化拠点として活用しようと、水洗トイレなどを整備。NPO法人・五新線再生推進会議の有志が、土曜日を中心にカフェなどを営業するという(今後の日程は同会議のフェイスブックで確認)。
久しぶりに西吉野へ行ってみたくなった。 (恵)