先日、尼崎市で空飛ぶクルマがデモ飛行を…
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先日、尼崎市で空飛ぶクルマがデモ飛行を披露。また昨日は奈良市でドローンフォーラムも開かれ、空の新交通を身近に知る機会が増えてきた。
1970年の日本万博は、前年に達成された人類史上初の月面着陸で多くの人が宇宙時代到来に夢を描く中、高鳴る期待感に沸きかえった。
一方、2025年に開かれる大阪・関西万博で目玉となるのが空飛ぶクルマによる有人飛行の実用化。月旅行ほどのインパクトはないが、社会や暮らしを変革する力は十分にある。
さらに空中や水中を立体的に使ったコンパクトで機動的な交通は、人の移動より先に物流や情報収集の手段として技術開発、実用化が進む。
それが超小型の航空機ドローン。前出のフォーラムでは観光振興や生活支援、さらに防犯防災など活用範囲の広さをアピール。何でもドローンでまかなう近未来図を描いて見せた。
まだ課題も多いが、講演を聞けば困難は確実に克服されつつあるようだ。あいさつで登壇した若宮国際博覧会担当大臣が訴えた技術革新や産業化の波が同フォーラムを通じ奈良から起きればと期待する。(松)