国原譜

中島みゆき作詞・作曲で、昭和58(19…

 中島みゆき作詞・作曲で、昭和58(1983)年に柏原芳恵が歌った「春なのに」というヒット曲がある。卒業ソングの定番の一つだが、歌詞の最後は「春なのに…ため息またひとつ」だ。

 今日から大型連休。例年ならどこへ遊びに行くか、あれこれ頭を悩ませるところだが、新型コロナウイルスの変異株が猛威をふるう中では、ため息ばかりが出そうだ。

 それなら身近な所で楽しみを見つけてはどうか。例えば、緑一色になったソメイヨシノの桜並木でも、この時期ならではの楽しみ方がある。今なら桜の実(サクランボ)を見つけることができるのだ。

 おいしくはないようなので、目で見て楽しむのがいいだろう。また、木の幹では、眠りすぎて今頃めざめて開花している、ねぼすけの桜の花もいて、かわいい。どの世界にも、のんびり屋さんはいるものだ。

 昨日は朝から雨だったが、佐保川沿いの桜の葉に2センチほどの小さなカタツムリがぶら下がり、風に揺れてブランコのように見えた。

 長い休み中、たまには家から出て、近場で自然と触れ合う機会を楽しんではいかがか。(恵)

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