国原譜

初夏の陽気と、薫風の爽やかさに心も晴れ…

 初夏の陽気と、薫風の爽やかさに心も晴れ晴れといきたいものだが、コロナ禍ではそうもいかない。連日、100人を超える感染者に驚く。

 また関西の3府県に、緊急事態宣言が発令されようとしており、奈良はどうなんだという声も大きくなっている。感覚が「慣れ」てきたことが恐ろしい。

 マスクの着用、手指の消毒、3密を避けるといった、当初から言われてきたことを守り続けてきた身とすれば、これ以上何をどうすればよいのかということだ。

 誰が言い始めたかしらないが、今まで使ったことも聞いたこともない「人流」という言葉に初めて接した。「人流を止める」とは、動くなという意味だろう。

 確かに人が動かなければ、感染が拡大することもない。通勤や通学、買い物を含め、動かなければ生活できない。不自由さを我慢しながら、終息を待つしかないのか。

 これほど感染者が増加すると医療現場が気になる。陽性となっても自宅待機組が目に付く。もしもの時に入院できないとなれば、個人の努力の問題ではなく、行政の責任でもある。(治)

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