国原譜

オンとオフ。といっても仕事と私生活では…

 オンとオフ。といっても仕事と私生活ではなく、意思疎通について。コロナ禍の影響でオンラインが増え、じかに会って話す機会が減っている。

 もう何年も前からインターネットを使った情報交換が拡大。友達同士の交流や見知らぬ人との出会いもオンラインが主役になり始めていた。

 そんな流れが感染防止の取り組みで急加速したようだ。通勤通学はテレワークやオンライン授業に変更、離れて暮らす家族らも盆暮れの帰省を取りやめてビデオ通話に切り替えた。

 ただ会員制交流サイトの利用者も、たまに開くオフ会を楽しみにする人は多い。親しみや仲間意識などはデジタルでは育ちにくいのだろう。

 きのうは奈良市で、両親が離婚した子どもたちをサポートする面会交流支援団体が立ち上がったが、もちろん出会いの場はオフライン。別居後も触れ合うことで親子関係を育める。

 菅首相が敢えて訪米、バイデン大統領と対面したのも政治的ながら、関係強化に有効だったに違いない。感染拡大の懸念がつきまとう中、より上手なオンとオフの使い分けを身に付け実践していきたい。(松)

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