地域別男女の格差

国原譜

文部科学省の有識者会議が、中学生のスマート…

文部科学省の有識者会議が、中学生のスマートフォンなどの学校持ち込みを大筋了承した。トラブルへの懸念は残るが、災害や犯罪発生時の緊急連絡手段として容認にかじが切られた。

 毎年のように人命にかかわる豪雨や地震などの自然災害が発生し、新型コロナウイルスといった新たな脅威も現れる時代。安心安全には仕方ない流れなのだろう。

 災害関連では、現況を把握し、安否を知らせ合える多様なアプリも登場している。スマホの有用性を感じるツールの進歩は早い。

 新型コロナでは、厚生労働省主導の接触確認アプリがある。感染陽性者との接触可能性の通知を受け取れるもので、早期の検査受診、感染拡大抑止に有効とされる。

 ただダウンロード数は現在まで、効果への期待大とされる普及率には遠く及ばない。情報発信不足が利用をためらわせる部分もあるようだ。

 近年、スマホほど使い方次第を意識させる機器はないのでは。命に関係する災害、感染症は県内も例外ではない。アプリも含めあらためてきちんと向き合うことが、好みにかかわらず必要になってもいる。(智)

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