国原譜

1カ月前の本欄で、新型コロナウイルス感…

 1カ月前の本欄で、新型コロナウイルス感染拡大で苦境に立たされた京阪神などのミニシアター13館が、Tシャツ購入と寄付による支援を求めていることを紹介した。先日、支援者への現況報告があった。

 事務局によれば、数々のメディアで取り上げれたこともあり、反響は関係者の予想を大きく超えた。応援Tシャツの発送作業も予定に追いつかなかったようだ。

 Tシャツの受注総数は1万3227枚、寄付が4805口。諸経費を除く13館への分配金は、1館当たり約280万円になったという。

 金額はともかく、映画やミニシアターを愛する人々の気持ちは各館に伝わったことだろう。新型コロナ禍収束を見据え、ひと味違ったプログラムでの映画文化発信を願う。

 あらためて残念なのは、県内にこうした館がないこと。世界に知られた人物を含め映画監督や役者を多数輩出し、国際映画祭も開く土地柄なのだが。

 今回の事態をきっかけに、新規の技術導入や制度改変などの議論がされ、コロナ後の世界が描かれ

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