国原譜

「また、その話ですか」とうんざり顔をさ…

 「また、その話ですか」とうんざり顔をされようとも、言い続けるべきことがある。水辺で遊ぶ時の心構えもその一つだ。

警察庁のまとめでは7、8月期の全国の水難発生件数は昨年までの5年間、500~600件程度で推移。うち死者、行方不明者数は250~300人ほどにのぼる。

 水難者は子供に限らない。泳力があると思われる水遊びの達人が当事者になる場合も。水辺での油断と過信は禁物だ。

 近年、おぼれかけたら「浮いて待て」とよく言われる。子供の水難死が多い河川では特に有効な方法だとは、最近知った。浮くための姿勢や利用できるものなど、事前の体験、知識の蓄えが万一の際に生死を分けるかもしれない。

 自身では小学生の息子に、水遊びの際はライフジャケットなどを着用させている。もちろん目は離さないが、浮くというだけで気持ちに余裕が出る。転ばぬ先の用心だ。

 先の調べでは昨夏、県内でも3件の水難が発生。1人が死亡している。気を張ってばかりでは楽しめないとの声も聞こえてきそうだが、リラックスのためにも準備は怠らずにいたい。(智)

 

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