国原譜

近畿から九州まで、広範囲の大雨特別警報…

 近畿から九州まで、広範囲の大雨特別警報が出されてから1週間が過ぎた。西日本豪雨での死者は14府県200人を超え、60人以上が安否不明という。

 きょうからの3連休で、ボランティア活動も活発化しそうだが、現実には道路が寸断されて身動きがとれない所も多く、車も水没で使えず、使える道路は大渋滞と、道路環境の改善はなかなか進まないようだ。

 無情にも酷暑の夏は続き、岡山・広島では、これから最高気温が35度以上との予報も。高齢者や子どもたちの心身への影響が非常に心配される。

 水や食料だけでなく、砂ぼこりが舞い、さまざまな臭いが広がる環境は、衛生面でも不安がいっぱいだ。デマが流れたり情報が混乱しているのも気になる。

 それでも警察、自衛隊、消防などが7万人以上の態勢で、また各都道府県から派遣の救急援助隊などが不明者の捜索や救援活動に携わっている。

 阪神淡路大震災の後、陸路が使えず、船で大阪湾を渡り、ささやかながら支援物資を神戸へ届けたことを思い出す。今後、船を使った支援展開も、ますます必要になってくるのではないか。(恵)

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