国原譜

6月議会はいずこも役員改選が焦点とな…

6月議会はいずこも役員改選が焦点となっているが、県都・奈良市は予想外の早さで正副議長も決まった。次は県議会に注目が集まる。

 どうしても政権与党の自民党議員の動向が気になる。奈良市議会は、最大会派の自民党と第2会派の公明党がうまく機能し、保守系議員がまとまった。

 ところが県議会は、半数近い議席を持つ自民党が分裂したままで、自公で過半数を占めながら、他の会派や政党の議員が議長になるなど、かつては考えられなかった事態が続いている。

 自民党議員は21人いるが、これが3分裂し、最大会派の自民党10人、自民党奈良が9人、そして自民党絆が2人の構成だ。この間、第2会派の自民党奈良の思惑で動いてきた。

 今度もそんな感じだ。最大会派は諦めムードがただよっており、早くも静観の構えだ。問題は自民党奈良の姿勢にある。黒い交際が発覚した岩田国夫氏は同会派所属でもある。

 議会のトップに置いて何もせぬという神経が分からない。今度の議長選でも、水面下で党外の議員を押すとの観測も流れている。自民党の看板をはずしたらどうか。(治)

 

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