急増 奈良県内の詐欺被害 「だまされたらアカン!」 - 被害総額12億円超

急増するSNS型投資・ロマンス詐欺
SNSでお金の話が出たら詐欺を疑って
昨年11月末までの県内の特殊詐欺被害認知件数は244件、被害総額は約12億430万円で、前年同期比35件、約6億4860万円増加した。県警は金融機関 や各種団体などと連携し、さまざまな方法で被害防止を呼びかけているが被害は年々拡大。架空請求詐欺やオレオレ詐欺に加え、詐欺暗号資産などを利用して投資名目で現金をだまし取る「投資詐欺」や、交流サイト(SNS)を使って恋愛感情や親近感を抱かせ、 現金などをだまし取る「ロマンス詐欺」も急増しており、県警はこれまで以上に警鐘を鳴らしている。
最高額のビットコイン1億3103万円詐欺被害
特殊詐欺被害認知件数244件のうち、架空請求詐欺が77件で最も多く、オレオレ詐欺65件、還付金詐欺57件と続く。被害者のうち65歳未満は約半数。接触手段は固定電話が132件で半数以上となっており、 県警は防犯電話の設置を積極的に呼びかけている。