【2025選挙戦展望】奈良県天理市長選 現職、無風4選か 独自施策と手腕に定評
任期満了(10月27日)に伴う奈良県天理市長選には、昨年12月に現職の並河健氏(46)が4期目を目指して出馬の意思を表した。
現在のところ、他に目立った動きはなく、前回同様に並河氏の無投票での4選の可能性もある。
並河氏は、3期目の市政運営でも地域デジタル通貨イチカの導入やAIを使ったデマンド型交通サービスの運行開始など独自の施策を実行してきた。
教育分野でも学校を地域の拠点として考える「みんなの学校プロジェクト」の推進や「子育て応援・相談センターほっとステーション」の開設など、柔軟で大胆なアイデアが県内外の自治体から注目を集めている。
その手腕には市民からも一定の評価を受けており、4選に向けた足場を着々と固めている。