365日「仕事が趣味に」 阿古 和彦候補(65)=無現= - 奈良県葛城市長選挙・候補者プロフィル
任期満了に伴う奈良県葛城市長選挙は、現職の阿古和彦候補(65)と、新人で元市議会議員の梨本洪珪(ひろき)候補(54)がいずれも無所属で立候補した。27日の投票日に向け、現市政の評価や、まちづくりの政策で舌戦を展開している。両候補の横顔を紹介する。
子供が好きで、旧当麻町で白鳳中学PTA会長などを歴任。「子ども中心の教育行政を実現したい」と2001年、町会議員に転身。2町合併で市議となった。
16年の市長選で「次世代に負担を残さない」と行財政改革を訴え、初当選。県と国から副市長の派遣を受け、財政再建の手法を学ぶ。
公約の報酬半額を1期目から継続。借金返済のピーク時も、市民サービスを落とさず乗り越え、東洋経済新報社の住みよさランキングで全国トップレベルの評価を得た。積み上げた財政調整基金等は30億円を超え、「財政は市になってから一番いい状態」と胸を張る。
もとの趣味はテニスや絵画だったが「仕事になった」。自然災害など、首長には365日24時間対応が求められ「どこでも寝られるのが特技」と微笑む。
孫4人はみんな女の子。「集まったらにぎやかですよ」とおじいちゃんの顔をのぞかせた。