大学卒業後、東京で働いていたが、家業を継ぐため奈良へ戻った。地元への愛着が強くなるとともに、奈良の経済力の弱さに課題を感じ「変えたい」と県議を経て、2012年に国政へと活動の場を移した。

　「教育と都市再生」が政治活動のテーマ。京奈和自動車道の早期完成、供用の実現は使命だと感じている。

　3期目の22年には第2次岸田改造内閣で環境副大臣、内閣府副大臣(原子力防災)に就任。福島県の復興や原子力発電所の防災対策の検証などに取り組んだ。

　最近、感銘を受けた著書は精神科医、森川すいめいさんが自殺希少地域を巡った記録「その島のひとたちは、ひとの話を聞かない」。奈良いのちの電話協会の役員だった経験から自殺対策への意識は強い。

　普段は人の話を聞く側だが、家では妻から「人の話を聞かず、自分ばかりしゃべると不評です」と苦笑い。