近鉄が新型車両お披露目 24年ぶりの新形式

10月7日に近鉄の奈良線・京都線・橿原線・天理線で運行を開始する新型一般車両「8A系」(4両編成)の報道関係者向け内覧会が20日、奈良市尼ケ辻北町の西大寺車庫で開かれた。新形式の車両の投入は、2000年の「シリーズ21」以来、24年ぶりとなる。
老朽化した車両を更新するため、新型車両を投入。外観デザインは、近鉄の電車らしい赤と白のツートンカラーとする一方、先頭車両の形状を八角形とし、新しいイメージを創出した。
車内には、ベビーカーや大型荷物を持つ乗客が周囲に気兼ねなく着席して過ごせるスペース「やさしば」を初めて設置。車両中央の乗降扉付近に1両あたり2カ所設けた。
混雑状況に応じてロングシート(進行方向に対して横向きの座席)とクロスシート(同前向きの座席)を切り替えることができる「L/Cシート」や、夏期や冬期の車内保温のために、駅に長時間停車する際に乗客が個別に扉を開閉できる「扉個別開閉スイッチ」も採用した。新型車両は、2024年度に奈良線・京都線・橿原線・天理線で12本(計48両)投入する。
内覧会で、近鉄技術管理部の喜多陽平課長は「ご利用いただくあらゆる方々に使いやすく、お客様と地球環境に優しい車両を目指した」と話した。