受験生ら真剣に 奈良市で進学フェア 奈良、大阪、京都の43校参加
教員や学校の担当者らが進学相談に応じる「中学校・高等学校進学フェアin奈良」(奈良新聞社主催)が27日、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンターで開かれた。会場には受験を控える児童や生徒のほか、その保護者ら約550人が来場。相談ブースでは各学校担当者の説明に真剣な表情で聴き入った。
奈良、大阪、京都の3府県から資料参加を含む43校が参加。相談ブースでは各校の教諭や担当者が来場者の質問に答えたり、学校の特色や入試制度などについて説明した。
県内の国公立中高、県外の私立中高が同規模で集まる機会は少なく、この日は開場前の正午ごろ、長蛇の列ができた。参加者アンケートからは、「担当者が親身になって話をしてくださった」「パンフレットにはない情報を耳にすることができた」「複数の学校を一度に知ることができた」などの意見が寄せられた。
同時に催された教育講演会では、教育コンサルタントの中島みちるさんが、高校選びについて講演。受験に対する親子の心得や私学の魅力の再発見などを解説した。