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奈良県御所市「三光丸」が薬木キハダ学ぶイベント 親子連れや県立医大生ら生薬採取など体験

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キハダの表皮をはいでオウバクを採取する参加者=13日、御所市今住の三光丸クスリ資料館

 奈良県御所市今住の和漢薬製造販売「三光丸」(米田豊高社長)のクスリ資料館で13日、健胃薬の原料であるキハダの魅力を伝える体験イベント「薬木キハダをたのしく知ろう」(企画=ポニーの里ファーム)が開かれた。親子連れや県立医大の学生ら約50人が参加し、キハダの表皮をはいで、生薬のオウバクを採取する体験をした。

 

 キハダはミカン科の落葉高木。伐採したキハダをヘラのような道具で一番外側の皮をはぐと、黄色い樹皮の一部が現れる。これがオウバクで薬の原料として使われる。

 

 参加者は他にも、キハダの枝を削って色鉛筆を作るワークショップの体験やキハダの葉を使用した焼き菓子のカヌレも試食。パネル展もあり、楽しみながら知識を深めた。同大5年で東洋医学研究会会長の大野秀一朗さん(24)は「漢方を勉強しているが、原料に触れる機会はあまりなく、貴重な体験」と興味深そうに取り組んだ。

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