12月8日に「やまとたかだの第九」 合唱団員を募集 「初心者も気軽に参加して」
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奈良県大和高田市本郷町の市文化会館さざんかホールで毎年12月にベートーベンの第九交響曲のコンサート「やまとたかだの第九」を、市と共催する「やまとたかだ第九の会」(酒本将稔理事長)は今春、NPO法人として活動をスタート。法人設立後、初のコンサート(12月8日開催)に向けて合唱団員を募集し、「初心者も気軽に参加してほしい」と呼びかけている。
大和高田の第九コンサートは、2007年から10回続いた「ときめきの第九」の休止を惜しむ市民の有志が17年から活動を引き継ぎ、「やまとたかだの第九」として継続。元大阪交響楽団常任指揮者の寺岡清高さんの指揮の下、大阪交響楽団の管弦楽、4人のソリストと一般参加者が歌声を合わせ、質の高い音楽文化を地域に根付かせてきた。
今年で7回目。市民団体だった「やまとたかだ第九の会」は今年3月、行政や関連団体との連携を深め、音楽文化の発展とその裾野の拡大を目指してNPO法人化。将来は第九の合唱だけでなく、市民オペラや弦楽四重奏と合唱を組み合わせるなどの活動を展開し、気軽に音楽を楽しめる場の創出を展望する。
岡本匡代事務局長は「ベテランの指導者が、作曲の背景やシラーの歌詞の意味、発声や発音を一から教えます。初心者でも気軽に参加してほしい」と話している。
合唱は中学生から参加可能。募集は100人程度。8月10日から計11回、土日曜に市内で練習予定。11月9、30日のマエストロ練習には必ず参加。参加費は中高生が無料、大学・専門学校生1万円、一般2万円。
参加希望は「やまとたかだ第九合唱団」ホームページの申し込みフォームから。または、同ページで参加申し込み書をダウンロードし、NPO法人やまとたかだ第九の会事務局(大和高田市片塩町6の16)まで郵送するか、ファクス0745(24)2360)で送る。
問い合わせは、同会事務局070(8997)7149。