現職の阿古氏が3選目指し出馬表明 - 奈良県葛城市長選

任期満了(10月30日)に伴う奈良県葛城市長選挙で、現職の阿古和彦氏(65)が18日、3選を目指して無所属で立候補する意向を明らかにした。同市長選には現在のところ、新人で市議会議員の梨本洪珪氏(54)も無所属での出馬を表明している。
同日の市議会6月定例会で一般質問に答えた。
阿古市長は、「市民第一の住みよい街づくりを進め、全国的には住みやすく子育てしやすい自治体と評価をいただいた」と在任期間を振り返り、「まだまだこれから市としての(新しい)形態を求めていく必要がある。市の進展のために努めて参りたい」と3期目に向けて意欲を述べた。
その後の記者会見では、3期目も「市民第一の住みやすい街づくり」の政治理念を貫き、商業施設▽宿泊施設▽工業ゾーン―など、民間活力の誘致による市民の利便性、幸福感の向上を図る考えを示した。
阿古氏は葛城市竹内(旧当麻町)出身。信州大学卒業。2001年、当麻町議会議員に初当選。04年10月の市制施行後、葛城市議会議員。16年10月の市長選で現職を破り初当選。2期目。阿古薬品工業会長。