松下 幸治候補(51)=諸新= 中小支援へファンド - 奈良県宇陀市長選挙 候補者第一声
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5日に告示された奈良県宇陀市長選挙は、ともに無所属で元職の高見省次候補(64)と現職の金剛一智候補(67)、諸派で新人の松下幸治候補(51)の3人が立候補を届け出た。各候補は市の将来に向けたそれぞれの思いを声に、7日間の選挙戦をスタートさせた。
松下候補は、午前10時過ぎに立候補の届け出を終えた後、市役所玄関前で報道陣の取材に応じた。
この日は支持者らを集めての会合や式典などは開かなかった。
市民に訴えたいこととして、松下候補は「市の財政状況は悪く、人口も減っている。人口が増えるもととなる雇用を増やすことが一番大事」と強調。企業誘致や起業促進に向け、「そのためにファンドを作って銀行と連携しながら中小企業などを支援したい」と述べた。
また、市民全員への一律3万円給付事業といった公約実現のための財源について、「年功序列で単純に市職員の給料を上げるのではなく、仕事に見合った給与体系への変革、人口規模の割に多い職員の人員削減で生み出したい」との考えを示した。
この日は市内を街宣車で回りながら選挙ポスターを貼ったり、チラシ配布などで選挙活動をするとし、「フェイスブックでも公約を掲げているので見てほしい」と支持を呼びかけた。