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音羽山観音寺後藤住職の花だより - 冬季閉門中編 2024年2月上旬

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庭のようすを説明する住職

 1月18日から2月29日は冬季閉門です。その期間に住職に許可を得て取材をさせてもらいました。閉門中に寺を訪れる人は郵便局員と住職が前から知っている支援者のみ。当日はお手伝いに来たという女性2人と一緒でした。雨上がりの参道に落ちている枝を3人で取り除きながら登ったので到着が少々遅くなりました。

 

 

閉門中こそ毎日忙しい 今日も明日も明後日も

 

 門の近くに誰が作ったのか、溶けて雪の塊になっている雪だるまがありました。

 

雪だるまのような雪の塊

 

 さて、お手伝いの2人は譲渡品の袋詰めを依頼されていました。住職から「どのように袋に入れたら美しく見えるか」というリクエスト付き。2人は話し合いながら袋詰めの方法を決めました。

 

 明日来る支援者は男性で外の階段の修理をするそうです。

 

 「境内に横に伸びている道があって、そこに続く階段が壊れているのよ」

 

 記者は敷地内をうろうろとしていますが、そんな道があったとは知りませんでした。

 

 「参拝者のいない間にね。修理しておきたかったの。ほかにも木が伸びすぎているから、枝を切っている途中なのよ」

 

 フェンスの外にあるヤブツバキ、モノレールの近くにあるニワトコは枝を切ってすっきりしました。枝も多すぎると成長の妨げになるし、庭全体が暗くなります。

 

枝を切ったニワトコ

 

 「次は庭側のツバキの枝かしら」

 

庭のツバキ

 

 庭にナンテンの実が鈴なりになっています。ハスの鉢の近くにもナンテンがありました。今まで気づかなかったナンテンです。

 

 「ヤマイモのつるとアマチャヅルが巻き付いて分からなかったからでしょう? 全部取ったのよ。そしたらナンテンが表に出てきたわ。ナンテンを生かすために取り払うことも必要だったから。これも生存競争かもね」

 

つる植物を取り除いたら出てきたナンテン

 

 閉門だからできたことはもっとありそうです。

 

 「食事の途中で席を立ったり、食べそこなうことがないかも」

 

 それは閉門、開門関係なく、ちゃんと昼休みを作った方がよいと思いました。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。

1月18日~2月29日まで閉門。3月1日からは火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門

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