歴史文化
春日大社で節分万灯籠、3000基に点火
奈良市春日野町の春日大社で3日夜、節分万灯籠が営まれ、境内の灯籠約3000基に火がともされた。
午後5時ごろ、花山院弘匡宮司が本殿前の灯籠に点火。それを合図に、神職や巫女(みこ)らが回廊内のつり灯籠約1000基に火をともした。境内では奉仕者が石灯籠約2000基に点火した。回廊内では特別参拝があり、参拝者が幻想的な雰囲気の中をお参りした。
同大社には、家内安全や商売繁盛、先祖の冥福などを願って寄進された灯籠が並ぶ。例年、お盆と節分に浄火をともして神に諸願成就を祈願している。