歴史文化
奈良の唐招提寺で「千手観音守護札」の準備大詰め
奈良市五条町の唐招提寺で26日、正月三が日に参拝者に授与する「千手観音守護札」の準備が行われ、僧侶2人が竹串に挟んだ守護札を「ボテ」と呼ばれるわらの束に丁寧に差していった。
札は縦8センチ、横2.5センチ。財布に入れたり、玄関のかもいに差すなどすると、開運と所願成就のご利益があるとされている。守護札を差したボテは幅25センチ、高さ70センチあり、下部にはヒノキの葉っぱが付いている。
金堂の千手観音立像(国宝)の前に置いて、各日午前8時30分から、1日2000体をめどに授与される。松浦俊昭副執事長は「みなさんが1年間、平穏無事に過ごせるように願っています」。